行動規範

「信頼できる価値を適正な価格で提供する」― これは、「人生の素晴らしい瞬間に立ち会う」というブランド哲学とともにボーム&メルシエが大事にする基本的な考え方です。そして、高い倫理価値観に沿って行動することは、ボーム&メルシエの企業方針のひとつです。企業活動において誇りをもって社会的責任を果たし、天然資源を倫理的に使用することを皆様とお約束しています。

こうしたブランドの姿勢は、次のような行動に表れています。

1.    倫理的な企業活動

2.    サプライチェーンにおける行動規範、環境への対応

3.    継続的なコミュニティ活動、従業員が参加する活動

4.    アクセシビリティ

また、リシュモングループ傘下のブランドとしてリシュモンが定める行動規範を遵守しており、その活動内容はリシュモンの年次CSR報告書で発表しています。

 

1.倫理的な企業活動

ボーム&メルシエはビジネスにおける行動規範(Code of Business Conduct)の第二版に準拠し行動しています。これはボーム&メルシエが従業員、取引先と契約を取り交わした内容です。本規範は倫理的な企業活動の規範を示しており、ボーム&メルシエが事業における様々な判断において準拠される内容となっています。雇用機会の均等、従業員の健康や安全基準、倫理的な活動規範、環境に配慮した事業といった複雑な課題へのコミットメントを示すものです。本規範はボーム&メルシエの取引先も準拠しており、取引先従業員にも共有されている内容です。

 

2.サプライチェーンにおける行動規範、環境への対応

金・ダイヤモンド

ボーム&メルシエは責任ある宝飾品業のための協議会 (The Responsible Jewellery Council; RJC)に加盟しています。RJCは金・プラチナ・ダイヤモンドのサプライチェーンにおける倫理規範を確立し、遵守することを目的に設立された非営利団体です。加盟企業は外部の監査機関により認証を受けることが義務付けられています。ボーム&メルシエは2011年8月に第一回目の認証を受け、2014年と2018年に認証が更新されています。

ボーム&メルシエは、紛争への資金提供の可能性を減らすために導入されたキンバリー・プロセス (The Kimberley process)で原産地証明がされたダイヤモンドのみを調達しています。また、ワールド・ダイアモンド・カウンシル制度で保証されたダイヤモンドも信頼できるサプライヤーから仕入れています。

 

エキゾチックスキン

ボーム&メルシエはワシントン条約 (Convention on International Trade in Endangered Species of Wild Fauna and Flora; CITES)に準拠した皮革製品のみを取り扱います。ボーム&メルシエにおいては、時計に付属するアリゲーターストラップが該当します。

ブランドは時計のストラップ生産に関して地球環境の未来を考える、サステイナブルな選択を模索しており、近年発表されたバンカ・レザー(トラウトの鱗)はその一例です。

 

環境

スイス ジュネーブの本社ではエネルギー消費や二酸化炭素の排出の削減に取り組むいくつものプロジェクトが継続しています。

-       LED電球の使用や従業員不在の際に電気が自動的に消されるシステムの導入

-       建物は地熱プローブを採用し熱効率を改善

-       公共の交通機関使用奨励のため、無料パスを従業員に配布

こうした対応で削減しきれない排出量については、カーボン・クレジットを購入しています。

 

3.継続的なコミュニティ活動、従業員が参加する活動

NGO “1001 Fontaines”とのパートナーシップ

カンボジアでは700万人の方々が飲料水へのアクセスがなく、幼児死亡率は15%にのぼります。NGO “1001 Fontaines”は2004年の創立以来、カンボジアの孤立集落への飲料水提供を目的に活動をしており、1Lあたり1セントでの配布を実現しています。ボーム&メルシエは同NGOを支援しています。

従業員の活動

ボーム&メルシエでは、様々なことに関心を持ち、熱意とやる気に満ちた従業員が働いています。従業員には、定期的なスポーツイベント、赤十字などへの寄付金を募る活動、地球環境を考える活動への参加機会が提供されています。

 

4.アクセシビリティ

リシュモングループは多様性を尊重しており、ボーム&メルシエは身体に障害のある方々のアクセシビリティ対応に真剣に取り組んでいます。